説明
Blancco Management Console (BMC) はApache Tomcatを使用しているため、多くのApacheに関するドキュメントをManagement Consoleにも応用することができます。この記事に記載されているログファイルを生成する方法は、Management Consoleからログファイルとシステム情報を収集する方法を参照してください。
Ui tabs |
---|
Ui tab |
---|
title | Blancco Management Consoleのログファイル |
---|
| Blancco Management Consoleの動作内容はログに記録されます。問題のトラブルシューティングには、このログファイルの調査が必要となる場合があります。 ログファイルを生成するとconfigとlogs の2つのフォルダが作成されます。その他に、システム情報およびBMCから収集されたファイルのリストを含むsdt_report.txtをBlancco Management Console診断コアが作成します。
config -フォルダ - build.properties - サービスの構築時に使用されるBMCの情報
- configuration.properties - すべての有効な構成設定
- log4j2.xml - BMCのログファイルのログ出力設定
- main.properties - 一般、データベース、BI、そしてレポート転送の設定
- server.xml - Tomcatの主要構成ファイル。サーバーポートおよびHTTPコネクタの設定を含みます。
- wrapper.conf - ラッパープロパティ
logs -フォルダ- audit.log - すべてのユーザー操作ログ
- bmc_access_log - Webサーバーが処理するHTTPリクエスト
- catalina.log - Catalinaのログ出力 (BMCのサーブレットコンテナ)
- host-manager.log - Webアプリケーション関連のログ (BMCでは使用されない)
- install.log - BMC初期インストール時のログ
- localhost.log - ホスト関連ログ
- main.log - サービスの活動全般
- manager.log - Webアプリケーション関連のログ (BMCでは使用されない)
- trace.log - 消去クライアントと資産管理システム (Asset Management System, AMS) とのHTTP通信をログに記録します。log4j2.xmlファイルのlogging levelをtraceに変更して有効にする必要があります。
- wrapper.log - ラッパーのログ
注意! 更新日数が28日以上経過したアクセスログファイル(bmc_access_log.*)は、自動的に削除されます。ファイルの削除は、00:00:00以降の最初のHTTPリクエストの後に行われます。このとき、その日の新しいアクセスログファイルも作成されます。 |
Ui tab |
---|
| Blancco Management ConsoleはロギングフレームワークにApache Log4j2をアクセスログにはApache Tomcatの標準機能を使用しています。 ログファイルの保存場所は次の通りです。 - Log4j: [インストールパス]\logs\
- Apache Tomcat: [インストールパス]\apache-tomcat\logs\
Log4jの構成 構成ファイルの場所は「 [インストールパス]\apache-tomcat\webapps\ROOT\WEB-INF\classes\log4j2.xml」です。 ログ構成ファイルの変更後、Blancco Management Consoleを再起動するまで変更は反映されませんのでご注意ください。
「main.log」のログレベルは同ファイル内でXML要素「<root level = "info">」のように定義されており、以下に挙げるログレベルへと変更が可能です。
使用可能なログレベル: - trace - 消去クライアントソフトと資産管理システム (Asset Management System, AMS) とのHTTP通信メッセージをすべてログに出力します。
- debug - 詳細なデバッグ情報まで記録します。実稼動環境(本番環境)では推奨されません。l
- info - Blancco Management Consoleのデフォルトのログレベル。
- audit - 別のファイル (audit.log) にinfoレベルログと監査ログを出力します。
- warn - 警告とエラーを出力。
- error - エラーのみを出力。
- off - ログ出力を無効にします。
Log4jは古いログファイルをZIPファイルにアーカイブします。ログファイルの最大容量はXML要素「<SizeBasedTriggeringPolicy size="100MB"/>」によって定義され、main.logとaudit.logに個別に設定されます。 アーカイブの保存パスは「 [インストールパス]/logs/archive-logs/<yyyy-mm>/<app|audit>-yyyy-mm-dd-n.log.zip」です。
Apache Tomcatロギング構成 アクセスログはApache Tomcat標準の「AccessLogValve」で実装されており、「server.xml」ファイル内に定義されています。デフォルトではパターン「common」を指定していますが「combined」も使用できます。 アクセスログファイルは「bmc_access_log.<yyyy-mm-dd>.txt」という形式の日次ファイルに保存されます。 |
|