Blancco Mobile Diagnostics and Erasure 4.15 リリースノート
主な機能
PHEN-9372 - 初回セットアップウィザード。ウィザードにより必要な入力が促され、初回セットアップがより簡単になりました。
PHEN-8345 – USBハブマッピングウィザード。
従来のハブマッピング機能よりも簡単に設定・使用できるようになりました。
PHEN-8634 - 汎用デバイスの処理。
ユーザーが任意に「デバイス」を作成し、属性を割り当てるためのテンプレート。
まったく起動しないデバイスや、ケーブルに接続できない機器を扱う場合に便利です。
PHEN-9307 - Wi-Fi接続プロファイルを削除するワークフロー。
ワークフローでこのオプションを利用すると、デバイスからWi-Fiプロファイルを削除してもデバイスのアクティベート済み状態を維持することができます。
PHEN-8331 - レスキューモード。
ブートパーティションが壊れた場合に、それを修復することでインストールのやり直しを防ぎます。
PHEN-8283 - ライセンス消費履歴。
ライセンスが使用されたか、再使用されたかを示すフィールドを追加。
当機能はBMCバージョン5.14.0以上で利用可能です。また、間もなくリリースされるBMPでも利用できるようになります。
PHEN-9573 - 色分けの無効化機能。
「ハードウェア詳細」と「デバイス構成部品」のフィールドの既定の色分けを削除可能。
PHEN-9757 - 結果表示モジュール。
画面の状態: 処理の最後に失敗または成功の状態を設定する機能。
画面上でデバイス状態の上にマウスをホバーすると詳細を表示して確認できます。
PHEN-8351 – 同期サーバーに接続中のクライアントのローカル設定ロック。
「CustomerLocation」と「CustomerName」を同期させないためのオプションです。
PHEN-9687 – ストレージクリーンアップの改善。
「ストレージクリーンアップ」の機能を管理者パスワードでロックできるようにしました。
PHEN-9216 - Apple NISTの改善。
Apple NISTのベリファイ失敗の説明をワークフロー変数とレポートで確認できるようになりました。
PHEN-9874 - 検査実行ワークフロー要素の改善。
「iOSで自動起動を使用する」オプションがオンの場合に「検査実行」要素でApple iOSデバイスのWi-Fi設定を可能にしました。
PHEN-8686 – 新規ワークフロー要素: iOSインストールと起動。
ロボットとの統合のための機能であり、診断ライセンスを消費します。
詳細についてはマニュアルを参照するかまたはBlanccoセールスエンジニアに追加サービスをご依頼ください。
以下は「Latest」バージョンの検査アプリに追加された機能です。「Legacy」アプリには適用されていません。
当アプリケーション用のデバイス証明書の有効期限が、Apple社のポリシー変更により2023年11月25日から2023年6月14日に変更されました。この問題に対処するため、当社は2023年5月中旬に修正リリースを配布する予定です。詳細は追ってお知らせします。
なお、2023年6月のBMDEのリリースではレガシー版アプリを削除する予定となっています。
SD-5334 - iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxの「常時表示ディスプレイ」が有効になっている場合にはスリープボタンテストが機能しない。
これら新機種に対するApple社のデフォルト設定の変更によるものでした。
SD-5418 – Android向けFace IDテストと自動回転テストの改善。
これにより、レガシー版アプリと同等の自動回転テストになります。
Face IDテストは、以前対応できていなかったデバイスの場合には手動テストとして実行されます。
SD-5407 - 検査アプリケーションのテキストを黒から灰色に変更(マーケティング部門からの意見を反映)。
修正
PHEN-10329 - P40 Liteでの消去失敗。
PHEN-10344 – ネットワーク:version.xmlをダウンロードできない。
PHEN-9027 - 同じ番号でも機種名が異なる。
PHEN-9919 – シートビューでのフィールドの不具合。
PHEN-9967 - Sony Xperia Ace SO-02L: 消去処理は正常に進むが最後に要注意状態になってしまう。
PHEN-9993 - TB-J616Fが13%で停止する。
PHEN-9984 - Apple iOS Erasureによる消去後もeSIMが残ってしまう。
PHEN-10060 - BMDEステーションが生成した不具合レポートにリモートワークフローが含まれていない。
PHEN-10085 -「不正な消去規格」と表示されてApple iOS Erasure が時々失敗してしまう。
PHEN-10091 – LGスマートフォンが「G2 Android phone」と認識され初期化中の状態が続いてしまう。
PHEN-9362 – バージョンアップするたびにラベルフォーマットの更新が必要になる。
PHEN-9715 - KVM切り替え時にUSBポートエラーが発生。
PHEN-9746 - USBカメラ設定のオプションが消えた。
PHEN-9816 - Vivo V2126 – IMEIを取得できない。
PHEN-9907 - AGPSテストがiOSデバイスの場合に正しく機能しない。
PHEN-9918 - Brother QL-1115NWBによる印刷ができなくなった。
PHEN-9936 - 消去を一度行わないと第2世代iPhone SEのセットアップが行えない。
PHEN-10009 – ワークフロー実行時にサーバー証明書検証のエラー 6が発生。
PHEN-9796 – iOS 16リリース以降、iOS Smart Reset(自動ファクトリーリセット)の割合が増加した。
PHEN-10202 - Huawei製スマートフォンでFroyoHelperがフリーズすることがある。
PHEN-9953 – iPadに対するApple iOS Erasureが非常に遅い。
SD-5387 - Lenovo P11でFace IDテストが開始しない。
SD-5390 – カメラが故障している場合にiOS「カメラフラッシュ」テストが「利用できません」になってしまう。
SD-5382 - Lenovo M10 HDタブレットでFace IDテストが「利用できません」になってしまう。
SD-5422 - BMDE 4.14でAppleデバイスのスリープボタンテストが認識されない。
SD-5490 - Galaxy Tab S4でテスト画面がタイムアウトしてしまう。
SD-5411 - Mi A2でキャリアシグナルテスト、キャリアシグナルSIM 2テストが実行されない。
SD-5355 – XiaomiとSonyのデバイスでの自動回転テストの不具合。
SD-5414 - 「速度を最適化」の設定がオンの場合、スリープボタンテストを繰り返し実行しなければならない。
既知の不具合
バージョン4.15とすべきところが4.15.0.1と表示されてしまいます。
Apple iOSファームウェアバージョン16.4と15.7.4は当バージョンで動作検証済み。
当バージョンには、初回セットアップや汎用デバイス処理、ハブ設定機能、Xiaomiデバイス向け自動インストール等の新機能が含まれます。
ハブ設定機能と初回セットアップには未翻訳の部分があります。今後のリリースで修正予定です。
クライアントモードではユーザーのログインに時間がかかりますが、これは今後のリリースで修正予定です。
ADBが無効の状態で「結果の取得を開始」が使用された場合、Androidデバイスは収集のアクションで止まる場合があります。ADBが無効の時は収集のキャンセルをしても解決しません。回避策は、デバイスを取り外すことです。
「自動的にRSAダイアログを許可」が有効な場合、Androidの商品名が空欄になることがあります。
共通のワークフローにおいて、検査または検査実行の前にiOSセットアップ要素が配置してありますが、これは実際には必要ありません。
「MCから同期」ボタンは、検査ワークフローと処理ワークフローの両方をBMPまたはBMCから取得してしまう。
OS 13のSamsungデバイスでは、ADB無のファクトリーリセットは現在のところ無効ですが、今後の早い段階で可能になる見込みです。
AppleデバイスのA-モデル番号がレポートに記録されない。
回避策: この不具合を解決するベータプログラムが利用可能です。詳細はBlanccoテクニカルサポートにお問合せください。
BMPやBlancco Cloud, Blancco Management Consoleとのワークフロー同期が行えない。
回避策: この不具合はサーバー側のライセンス設定と関係しています。詳細はBlanccoテクニカルサポートにお問合せください。