Blog from July, 2025

機能:

  • オフライン同期サポート

    • 隔離環境での利用を可能にするため、オフラインのファイルベースの登録と同期をサポートしました。

  • ワークフロー同期

    • インターネット経由でBMCクラウドアカウントからワークフローを同期できます。

  • 様々な改善

    • 同期の詳細情報は画面上で折り畳んだ状態をデフォルト状態としました。

    • インストーラにナレッジベースへのリンクを追加しました。

  • プロセス管理強化

    • クライアント概要のUIと使いやすさを向上しました。

  • AD認証はUPNではなく元のメールIDを使用するようにしました。

バグ修正:

  • MC-7620 - AD認証で元のメールIDを取得するように修正。

  • MC-7694 - レポート値のコピー&ペーストができない問題を修正。

  • MC-7882 - 管理者マニュアル: BMCを再起動するためのLinuxコマンドを追加。

  • MC-7911 - BMP-OPからBMPへの同期が失敗する問題を修正。

  • MC-7925 - BMP-OPのレポートページ表示エラーを修正。

  • MC-7975 - Blancco Management Portal On-Premiseの登録の問題を修正。

バグ修正

  • LEE-5285 - XML形式データ消去証明書からのHTML形式データ消去証明書生成が失敗する。

当バージョンでは次の問題事象が発生します。

問題事象
アップデート後、BMDEの既存のワークフローの編集を開始すると、ワークフロー内の一部が壊れた状態で表示される。
たとえば、「印刷」を含むワークフローは、「印刷」の周囲の線が消えたり、「TBD」と表示されたりします。

この状態でワークフローを保存すると、ワークフローが異常な状態で保存されてしまいますので、誤って保存しないようにご注意ください。

当バージョンで新規作成したワークフローに関しては、問題は起こりません。

当バージョンでは、Appleのウェアラブルデバイス(Apple WatchやAirPodsなど)を処理するには、まず管理者設定から帯域幅スケーラビリティ機能をオフにする必要があります。オンになっている場合は「アクセサリタブ」が表示されません。これまで帯域幅スケーラビリティをオンにしてAppleのiPhoneやiPadを処理していた場合は、別のBMDE用コンピュータを用意してウェアラブルデバイス処理専用にすることをお勧めします。なおAndroid Watchの処理に関しては当機能の影響はありません。

主な新機能:

  • PHEN-12470 - Google Wear OS用スマートウォッチの消去と検査

    • Google Wear OSを搭載したAndroidベースのスマートウォッチの処理に対応しました。

  • PHEN-13615 - Appleデバイスのアプリケーション信頼を失わずにテストセットを更新

    • 検査機能のテストセットを途中で更新できるようワークフロー改善。

    • 自動化に特化した処理ラインにおいて有用です。

  • PHEN-13121 - iOSとiPadOSのビルドバージョン情報

    • バージョン番号に加えてApple Firmware Build IDもBMDE UIに表示されます。Apple社が時折、同じバージョン番号で異なるビルドIDのファームウェアをリリースするためです。

    • これにより、クライアントにプッシュする必要のある正しいiOSバージョンを選択しやすくなります。

  • PHEN-13235 - 「要注意」ビューがデバイス切断に対応するように改良

    • ワークフロー実行中にデバイスを切断できるように新しい変数を導入しました。

  • PHEN-12861 - サーバーからラベルレイアウトを取得して画像を印刷する機能

    • レイアウトエディタに、USBからインポートする代わりにURLでプリンター画像を定義するオプションが追加されました。

    • 印刷のオプションに、リモートレイアウト用のURLを入力できます。

    • ユーザーはワークフローで画像のURLを設定し、印刷ラベルレイアウトを自由に管理できます。

  • PHEN-13034 - 「ダウンロード中」プロセスのサーバーメッセージを追加

    • サーバーメッセージに新しいデバイス状態を追加しました。

  • PHEN-11105 - ラベルプリンターのサポート - Brother TD-4420およびBrother TD4520

  • PHEN-11889 - 一般設定から「資産レポート(ハードウェアレポート)を作成する」設定が削除されました

    • ハードウェアレポートは、「Send Report」アイテムを使用してプロセスを実行するか、「06-Asset_Only」というデフォルトワークフローを実行して作成する必要があります。

  • SD-6564 - Appleスマートウォッチの検査。Watch OSを搭載したスマートウォッチに関して、当バージョンでは次のテストを実行可能です。

    • Wi-Fi

    • Bluetooth

    • ジャイロスコープ

    • コンパス

    • クラウン

    • サイドボタン

    • バッテリー無線充電

    • タッチ

    • スピーカー

    • LCDカラー

    • 画面振動

  • SD-6565 - Google Wear OSを搭載したAndroidベースのスマートウォッチ関して、当バージョンでは次のテストを実行可能です。

    • Wi-Fi

    • Bluetooth

    • 心拍センサー

    • ホームキー

    • バックキー

    • バッテリー無線充電

    • タッチ

    • スピーカー

    • スピーカーマイク

    • LCDカラー

    • LCDバックライト

    • 画面振動

  • Appleデバイス用検査アプリのプロビジョニングプロファイルの有効期限を2026年3月19日へと更新しました。

備考:

  • Samsung Watchの場合、工場出荷時設定へのリセットは自動的に行われます。他のWear OSウォッチ (Pixel Watch等)は、セットアップにコンパニオンフォンが必要で、工場出荷時設定へのリセットも手動で行う必要があります。上書きを行うデータ消去規格を実行する場合、最後に手動での工場出荷時設定が必要になることがあります。

  • スマートウォッチを処理する際には、消去前に診断を実行する必要があります。

  • AndroidウォッチにNIST/IEEE/BSI-GSK ClearまたはPurge規格を指定して消去を行う場合、2回目のファクトリーリセットは不要で、消去後もデバイスはセットアップされたままになります。

  • ウォッチをスタート画面に戻す必要がある場合、ユーザーが追加の手動工場出荷時設定を行う必要があります。このプロセスの変更がBMDEに必要な場合は、機能リクエストを作成してください。

既知の不具合:

  • Apple Watchが再接続されたときに既存のレポートが再利用されない。

  • 上書き(消去)中にウォッチが自動的に切断されることがあり、これが消去の失敗を引き起こす可能性があります。消去を開始する前にウォッチのBluetoothをオフにすることで対処できます。

  • このリリースは、スマートウォッチ検査アプリの質問機能には対応していません。

  • このリリースは、一つの処理で消去後に検査を実行するフローには対応していません。

バグ修正:

  • PHEN-11294 - iOSデバイスが機能テストをバイパスする問題を修正。

  • PHEN-13128 - デバイス切断前にAndroidラベルが印刷される問題を修正。

  • PHEN-12723 - 4台以上のiPadを接続すると頻繁に黒い画面が表示される問題を修正。

  • PHEN-12998 - iOS 18.1デバイスでWiFiを設定した後にWiFiをオフにできない問題を修正。

  • PHEN-13244 - デバイスが切断されてもUIに残る問題を修正。

  • PHEN-13246 - 自動開始の場合に「要注意」ビューがデバイス接続時にUSB情報が点滅したように表示される問題を修正。

  • PHEN-12578 - 検査ワークフローを実行中に結果のアップロード部分が省略されて機能テストに移行する問題を修正。

  • PHEN-12971 - Hub Manager: i-tecハブのサポート。

  • PHEN-13146 - 検査ワークフローでタッチグリッドサイズ、タッチスクリーンエリア、Sペングリッドサイズのドロップダウンがローカライズされていない問題を修正。

  • PHEN-13455 - グレーディングパネル、指示パネルビュータブでAirpod、iWatchアイコンが誤って表示される問題を修正。

  • PHEN-13487 - Samsung S25デバイスでAndroidイメージの検証が開始されない問題を修正。

  • PHEN-13472 - 同期サービス: 共有ファイルまたはファームウェアダウンロード設定ビューが更新されない、または機能しない問題を修正。

  • PHEN-13208 - 2つのディスクを含むデバイスのシートビューにディスクサイズが二重に表示されない問題を修正。

  • SD-6873 - Kyocera DIGNO BX2カメラテストが失敗する問題を修正。

  • SD-6686 - 診断ハイブリッドフローテストが中断し、検査アプリに予期しないアラートが表示される問題を修正。

  • SD-6771 - 「Pass」を同時に押すと検査アプリがクラッシュする問題を修正。

機能:

  • REIMG-3 - 再イメージング中のBlanccoレポート作成とBMPへの送信

  • REIMG-9 - ハードウェア情報収集改善

  • REIMG-10 - アセットレポート作成

  • REIMG-24 - ネットワーク設定改善

バグ修正と改善:

  • REIMG-20 - BMPの資格情報マネージャーの改善

  • REIMG-22 - Windows 11の誤ったCOAタイプの修正

  • REIMG-25 - ドライバーループのキャプチャ

  • REIMG-27 - 監査モードでWindows 11のエクスプローラーが起動しない問題の修正

  • REIMG-28 - 監査モードでWindowsのコアネットワーキング機能を再有効化

新機能:

  • ライセンスバンドルの調整

    • 今後のBlancco製品をサポートするためにライセンスバンドルを更新しました。詳細については、アカウントマネージャにお問い合わせください。

  • BMP On-Premise: オフラインサポート

    • インターネット接続不可能な状況下でのBMP On-Premiseの登録および同期をサポートしました。

  • BMP On-Premise: ワークフローサポート

    • オンラインワークフロー同期をサポートしました。

  • BMP On-Premise: ライセンス履歴サポート

    • BMPオンプレミスから同期されたライセンス履歴の詳細を、BMPライセンス > ライセンス履歴で表示できるようになりました。

  • IBRライセンスのライセンスエンタイトルメント作成をサポート

  • ライセンス履歴の詳細およびエクスポート時に製品名を表示

  • 大規模テナント管理の強化

    • チャネルパートナーは多数のサブテナントを管理できるようになりました。

    • テナントの詳細を表示: ユーザー数、レポート数、ワークフロー数、およびサブテナント数。

  • BMSライセンスキーの編集を許可

    • Blancco Mobile Solutionsライセンスキーの有効期限とライセンス数量を編集できるようになりました。

  • BMS構成のSDKサポートを追加

バグ修正:

  • BCC-4381 - レポートUUIDを使用してエクスポートレポートAPI (POST) を使用すると、複数のレポートが一致する。

  • BCC-4750 - BMPとの通信が不安定。

  • BCC-4994 - チャネルパートナーがサブテナントの詳細を編集できない。

  • BCC-5000 - カスタムロールの場合、BMPのユーザーページにエラーポップアップが表示される。

  • BCC-3458 - レポートエクスポートが不正なHTTPリクエストでHTTP 500を返す。

  • BCC-5093 - ライセンス履歴の変更および残りの列に小数点以下の数字が表示される。

  • BCC-3761 - ユーザーにライセンスプールを割り当てるときにライセンスプールの部分リストが表示される。

  • BCC-3881 - APIドキュメントのcurl例が「エクスポートレポート」APIに対して不正確。

  • BCC-4810 - BMPレポートビューにAirPodsのハードウェア詳細が表示されない。

  • BCC-4606 - 製品および製品名フィールドが日本語にローカライズされていない。