作成日更新日影響を受けるバージョン修正バージョン

 

Mobile Diagnostics and ErasureN/A

ソフトウェアダウンロード

はじめに、必要な製品とツールをダウンロードします。必要なソフトウェアはBlancco Management Portal(BMP)のサポートタブからダウンロードできます。

必要なソフトウェア:

起動用USBメモリの作成

Blancco Mobile Diagnostics and Erasureのインストール

前提条件

ハードウェア要件および推奨事項:

要件詳細はBlancco Mobile Diagnostics and Erasureユーザーマニュアルをご参照ください(Blancco Management Portalから入手できます)。


最小推奨
CPUx64プロセッサx64クアッドコアプロセッサ
RAM16 GB16+ GB
ハードドライブ20 GB100+ GB
USBポートUSB 2.0互換ポートPCI Express USBアダプター
ディスプレイ1280 * 1024FullHD (1920 * 1080)以上
インターネット1Mb/s以上20Mb/s以上の有線接続

ファイアウォール要件: 

USB関連要件:

NFC Tag: 888バイトの記憶域を持つNTAG216が必要です。

インストール

  1. BMDEがインストールされていないマシンで起動すると、次の画面が表示されます:
  2. キーボードレイアウトを選択できます。利用可能なキーボードレイアウト示すドロップダウンメニューが開きます:
  3. インストールウィザードとソフトウェアで使用される言語を選択できます。利用可能な言語を示すドロップダウンメニューが開きます:
  4. インストールボタンでHDDへのインストールプロセスを開始します。
    インストールはスキップボタンはHDDへのインストールをスキップします。ソフトウェアはRAM上で起動し、インストールウィザードはネットワーク設定画面までスキップします(推奨されません)。

    注意: インストールせずにソフトウェアを実行した場合、全てのファイル(巨大なファームウェアイメージを含む)がRAM上に保持されます。実働環境では、インストールオプションで必ずディスク上にソフトウェアをインストールしてください。またブートローダーをインストールすれば次回以降はハードディスクから起動するため、起動速度が向上します。

  5. どちらのボタンを押しても、使用許諾契約書(End User License Agreement/EULA)が表示されます。プロセスを進める前に、全ての内容を一読、理解し同意する必要があります。矢印キー、Page Up/Page Downキーまたはマウススクロールでテキストをスクロールします。契約書の最後に到達したら、承諾を押してプロセスを進めます。

    拒否ボタンが押されEULAが承諾されないと、最初の画面に戻ります。EULAを承諾しなければソフトウェアを使用できません。

  6. インストールはHDDにパーティションを作成し、ディスクにブート関連ファイルをインストールします。インストール完了後、全てのユーザーアカウント、設定およびファームウェアイメージはHDDに保存されます。インスト-ルは外付けUSBハードドライブへのインストールをサポートしていませんのでご注意ください。インストールすると、ディスク上の以前のデータは削除されます

    インストールの最初の画面でパーティショニング方法を選択します。自動か手動です。パーティションの最小サイズは20GBです。
    自動パーティショニングオプションが推奨です。

    自動パーティショニングが選択されると、次の画面が表示されます:

    BMDEをインストールするディスクを選択しインストールを開始を押します。自動プロセスはディスクを3パーティションに分割します(データ、ドライブおよびスワップ)

  7. インストールが完了すると、次のポップアップが表示されます:
  8. インストールメディアを取り外し(ソフトウェアがUSBメモリや光学メディアからインストールされた場合)、シャットダウンまたは再起動を押します。マシンの次回起動時(再起動または通常起動)インストールウィザードはログイン画面から再開されます。ネットワークが見つからない場合、ネットワーク接続のための設定ウィザードが開始されます。

セットアップウィザード

  1. BMDEをインストールすると、初回起動時にBlancco BMDEセットアップウィザードが開きます。

    最初にワークステーションの種類、言語とキーボードレイアウトを選択します。後で変更も可能です:
  2. タイムゾーン、日付と時刻を設定します:

  3. 管理者パスワードを設定します:

  4. 次に、ライセンス消費のためBlancco Management Portal(BMP)に接続する必要があります。

    ユーザーログインプロセス簡略化のため、ユーザー認証情報源の有効化(チェックを入れる)が推奨です。この場合、BMDEの認証情報はクラウドと同一になります。

    注意! 「ユーザー認証情報源」にはクラウド固有のユーザーパスワードが必要です。Blancco Management Portal(BMP)で利用可能な「会社IDでログイン」はサポートしません。

  5. 認証情報を検証後、BMPの既存ワークフローがチェックされます。同期するかしないかを選択できます。

  6. 最後に、Wi-Fiを構成します。Appleデバイスを処理するにはWi-Fiが必要です。

  7. Wi-Fi詳細を入力すれば、セットアップは完了です。再度ウィザードを起動する必要がある場合、BMDE起動時にCtrl + Shiftを押し続けます。

デバイス準備機能の設定

iOSデバイスセットアップ

帯域幅のスケーラビリティ

「最小要件」に記載されている通り、iOSデバイスを処理するにはインターネット接続が必要です。ただし、1つのWi-Fiアクセスポイントに同時接続できるデバイス数には制限があります。「帯域幅のスケーラビリティ」機能を使用すると、手動でのWi-Fi接続設定不要、かつWi-Fiアクセスポイントの容量超過もなくiOSデバイスを処理できます。

帯域幅のスケーラビリティ機能はトラフィックをホストPCのインターネット接続にルーティングします。Wi-Fi遅延は最小限に抑えられ、Appleサーバーとのトラフィックを削減します。

サポート対象デバイス:

この機能はログイン画面 > システム設定 > 管理者設定 > その他の項目から有効化できます。

重要: 「帯域幅のスケーラビリティ」を有効化すると、検査中のデバイスはBMDEステーションと同一ネットワークにアクセスします。セキュリティ上の懸念事項がないか、組織のITチームにご確認ください。

注意: 帯域幅のスケーラビリティを有効化しない場合、従来通りインターネット接続を構成する必要があります。

自動Wi-Fi設定

アクティベート後にWiFiを設定が有効化されると、この設定に入力されたWi-Fi情報でiOSデバイス内のWi-Fi設定が更新されます。次のWi-Fi設定が更新されます:

追加情報

Androidデバイスセットアップ

Android高速設定での作業手順

この機能により、Androidデバイスの素早いアクティベートと処理に必要なUSBデバッグモードを自動的に有効化できます。

重要事項

Androidデバイス – QR読み取りソフトウェアのインストール

Androidバージョン9を搭載したSamsungGalaxyS9SM-G960U1

Android 13以上のデバイスの場合、「高速設定でプロビジョニング中のみデバイスのディスプレイを常にオンにする」設定でセットアップ中にデバイスのディスプレイを常にオンにできます。

高速設定の設定

高速設定には2つの設定方法があります。

オプション説明コメント

外部Wi-Fiホットスポット

高速設定は設定内に定義されている確立済みのWi-Fiネットワークを使用します。

Wi-Fiアダプターが1つしかない場合、BMDEステーションは高速設定機能と同じWi-Fiネットワークに接続する必要があります。

簡単スタート - 次のような場合に推奨:

  • BMDEのテスト用
  • Wi-Fi接続のみ利用可能な場合
  • Wi-Fiネットワークが過負荷ではない場合
内蔵WiFiアダプター

高速設定は定義されたローカルWi-Fiアダプター(内部Wi-FiコンポーネントまたはUSB Wi-Fiアダプター)を使用し、専用のローカルWi-Fiネットワークを作成します。

2つのネットワークデバイスが必要:

  • BMDEが通信するためのイーサネット
  • 高速設定のネットワークのためのWi-Fiアダプター
Wi-Fiネットワークが過負荷である場合に推奨

オプション1 - 外部Wi-Fiホットスポット

設定 > Android > 高速設定の設定へ進みます。

  1. 「有効」チェックボックスをオンにします。
  2. 「Wi-Fiインターフェース」から「外部ホットスポット」を選択します。
  3. 「Wi-Fiネットワーク名」を入力します
  4. 「Wi-Fiネットワークパスワード」を入力します
  5. 設定保存のため「適用」をクリックします。
  6. 「Webサービスステータス」が実行中であることを確認します。

これで、システムで高速設定のQRコードを使用できます。

オプション2 - 内蔵Wi-Fiアダプター

BMDEステーションはイーサネットケーブルでインターネットに接続されている必要があります。Blancco Management Portal(BMP)からのライセンス参照やレポート送信に必要です。

設定 > Android > 高速設定の設定へ進みます。

  1. 「有効」チェックボックスをオンにします。
  2. 「Wi-Fiインターフェース」からWi-Fiアダプターを選択します。
  3. 「インターネット接続状態」が緑色に点灯し「実行中」が表示されるまで待機します。
  4. Click on "Apply" to save the settings.
  5. 「Webサービスステータス」が実行中であることを確認します。

消去設定

iOS消去

設定 > Apple > 消去規格セクションから使用したい消去規格を選択します。

Android消去

設定 > Androidの設定 > 消去規格セクションから使用したい消去規格を選択します。

検査設定

検査項目は設定 > 検査タブから選択できます:

AppleおよびAndroidデバイス用にデフォルトの検査項目セットが用意されています。検査項目セットをカスタマイズしたい場合「新規作成」をクリックします。検査項目セット名を入力し、OKをクリックしてください。

テストは「利用可能なテスト」フィールドから「選択されたテスト」フィールドにドラッグすることで選択されます。