Blancco Eraser for Apple Devicesクイックスタートガイド

Blancco Eraser for Apple Devicesクイックスタートガイド

作成日

更新日

影響を受けるバージョン

修正バージョン

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更新日

影響を受けるバージョン

修正バージョン

Sep 22, 2025

 

 

 

要件

  • Appleコンピューター

    • Appleシリコン (M1、M2、M3、M4を強く推奨)

    • 最新のmacOS

  • 純正Appleケーブル (USB-C to USB-C)

  • Apple Configurator 2

  • Blancco Eraser for Apple Devices(BEAD)ソフトウェア

  • インターネット接続

ホストコンピュータの準備

  1. Blancco Eraser for Apple Devicesを実行するホストコンピュータにmacOSをインストールします。

  2. macOSを最新リリースに更新します。

    • Appleメニュー > システム設定 > 一般 > ソフトウェアアップデート

  3. App StoreからApple Configurator 2をダウンロード、インストールします。

  4. Blancco Eraser for Apple Devicesをダウンロード、インストールします。

    1. https://portal.blancco.cloud にログインします。

    2. ヘルプ > 製品 > ソフトウェアパッケージ に進みます。

    3. 最新の「Blancco Eraser for Apple Devices」をダウンロードします。

      Download_BEAD.png
    4. ホストコンピューター上でダウンロードした .dmgファイルを開き、Blancco Eraser for Apple Devices.pkgを実行します。

    5. インストールウィザードに従います。インストール完了またはアプリ起動のため、ローカル管理者の認証情報入力を求められる場合があります。

    6. Blancco Eraser for Apple Devicesのインストールが完了します。

Blancco Eraser for Apple Devicesの起動と設定

  1. インストール後、アプリ名「BEAD」として起動できます。

    BEAD_launchpad.png
  2. https://portal.blancco.cloudアカウントを有する場合は「Blancco Management Portal」を選択し認証情報を入力します。オンプレミスコンソール等、別サービス利用時はドロップダウンメニューから「Custom Portal」を選び、IP/ホスト名と認証情報を入力します。
    オンプレミスコンソール等、別サービス利用時はドロップダウンメニューから「Custom Portal」を選び、IP/ホスト名と認証情報を入力します。

  3. (任意設定ですが推奨) 手動でDFUモードに設定する手間を省くため、以下の手順でAuto DFU設定を有効化します。

    1. ログイン画面右下の歯車アイコンからシステム設定を開きます。

    2. 「管理者設定」を選択し、デフォルトパスワードb5mInitialを入力します。このとき新しい管理者パスワード設定を求められます。パスワードは今後の管理者設定変更時に使用します。

    3. 「その他の設定」から「Mac用の自動DFUモード」を有効化し「適用」「OK」をクリックします。

      Enable_AutoDFU.png
    4. 注意! Appleシリコンマシンのみ利用可能です。

  4. 画面下部の+アイコンを選択し、ローカルユーザーを作成します。

    Create_new_user.png
  5. 作成したユーザーでログインすると、DFUヘルパーをインストールするためmacOSパスワード入力を求められる場合があります。

  6. 設定 > 一般から「Blancco Management Portalの設定」までスクロールします。

    1. ライセンスソースとしてBlancco Management Portal (https://portal.blancco.cloud/) を選択するか、またはカスタムポータルを選択しホスト名/IPアドレスを入力します。

    2. 認証情報を入力します。

    3. 「適用」を押下、「接続状態」が緑色に点灯するまで待機します。

      License_Location.png
  7. ライセンスおよびネットワークが確立すると、画面左下の対応するアイコンが緑色に点灯します。

消去の開始

  1. ホストと対象コンピュータをApple純正USB-C to USB-Cケーブルで接続します。

    1. 消去のために対象デバイスをDFUモードにするには、USB-CケーブルをコンピューターのDFUポートに接続する必要があります。ご利用のモデルでどのポートが「DFU ポート」に該当するかは、次の記事を参照してください。https://support.apple.com/ja-jp/120694

    2. もう一方を対象のMacBookに接続します。

  2. マシン接続後、次のいずれかの手順でDFUモードへ移行します。

    1. 画面左下のDFUヘルパーを使用し、対象MacをDFUモードに移行

      DFU_Helper.png
    2. キーコンビネーションにより手動でDFUモードに移行https://support.apple.com/ja-jp/108900

  3. DFUモード移行に成功すると、マシンがBlancco Eraser for Apple Devicesインターフェイスに表示されます。

  4. ドロップダウンから「Apple iOS Erasure」を選択し「デバイスを消去」で消去を開始します。

    1.  

    2. 消去中、「接続許可」ダイアログが複数回表示される場合があります。消去と再イメージングの際、対象デバイスは再接続します。消去を完了させるため、すべて「許可」する必要があります。常に許可するには、macOS設定 > プライバシーとセキュリティ >「アクセサリの接続を許可」を「ロックされていない場合は自動的に許可」に設定します。

      Allow_accessories_to_connect.png
    3. 完了するとUIに「消去済み」と表示され、対象デバイスはアクティベーション画面です。

 

BEADで検査をする場合は次の記事を参照してください。Macコンピュータ上で検査を実行するワークフローの作成方法