Blancco Management Portalアップグレードウィザード (チャネルパートナー向け)
作成日 | 更新日 | 影響を受けるバージョン | 修正バージョン |
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| Management Portal Blancco Cloud | N/A |
このページでは、Blanccoチャネルパートナーが既存のBlancco Cloud環境から新しいBlancco Management Portaへアップグレードする時に使用する、Blancco Management Portalアップグレードウィザードの処理ステップについて説明します。
アップグレードの対象となる場合、「manager (管理者) 」ロールを持つユーザーに、別途電子メールの通知が送信されます。電子メールに記載された指示に従ってウィザードにアクセスし、アップグレード処理を開始することができます。アップグレードの対象となるかどうか不明な場合には、Blanccoの営業担当またはテクニカルサポートにお問い合わせください。
直接購入のお客様は別の記事「Blancco Management Portalアップグレードウィザード」をご参照ください。
アップグレードウィザードの処理ステップ
Blanccoから別途送信される案内メールがお客様に届いたら、Manager(管理者)ユーザーとしてBlancco Cloudにログインしてください。すると、「Upgrade available (アップグレード利用可能) 」というバナーが表示されます。
アップグレードを最初から延期したりアップグレードウィザードを任意の時点で閉じたりすることもできます。それまでの進捗はすべて保存されます。アップグレードの続行を選択すると、以前にウィザードを閉じたステップから処理を再開します。
- 最初、Blancco Managment Portal Upgrade Wizardにはお客様がチャネルパートナーまたはディストリビューターに該当するかを質問します。該当する場合、つまり「Yes」を選択すると、次のウェルカム画面に進みます。
- 「Welcome to Blancco Management Portal (BMP) Upgrade Wizard」のページが表示されます。このページには、アップグレードの過程で完了しなければならない、処理のステップが一覧で表示されます。続けるには、「I understand (理解しました) 」チェックボックスの選択が必要です。
- 「Set up Blancco Management Portal Account (Blancco Management Portalのアカウントを設定する) 」このステップでは、Blancco Management Portalにアカウントが作成されます。ただし、お客様が管理しているエンドユーザーのアカウントには影響しません。チャネルパートナーであるため、エンドユーザーのデータ移行はもっと後の段階で管理することができます。
- アカウントとユーザーの作成に成功したら、新しく作成されたManagement Portalのアカウントとログインを検証する必要があります。アカウントを検証するには、別途Management Portalから直接送信される電子メールの指示に従います。サインアップとManagement Portalへのログインが完了したら、「My account has been created and I can login」を選択し、「Next」をクリックします。このページには、ライセンス消費やManagement Portalへのレポートの送信に必要な新しい通信設定も表示されます。
- Blancco Cloud APIを使用している場合は、Blancco Management PortalのAPIの仕様を確認し、変更を計画してください。
- 詳しいAPIガイドはBlancco Management Portalログイン後の「サポート」タブ内にあります。
- 補足のためのナレッジベースページも「Management Portal - API」にあります。
Blancco Management PortalのAPIエンドポイントは後方互換ではありません。
APIを利用するには新しいAPIの仕様に合わせた変更が必須となります。
- 「Manage customers (顧客の管理) 」。ここでエンドユーザーの移行プロセスの管理と制御が行えます。管理下のエンドユーザーのリストが表示され、各ユーザーがアップグレードの対象かどうかの検証が自動的に開始されます。自動検証が完了すると「Status description」列が自動的に更新されます。
- 検証成功後、最初の列のチェックボックスをオンにして「Send invitation (招待を送る)」を選択すると招待メールが送信されます。ユーザー招待メールがエンドユーザーに自動的に送信されることに注意してください。送信後、「Status」が「Not started(未開始)」から「In progress(進行中)」に更新されるとともに「Status description」がエンドユーザー側の進捗に応じて「Stage one pending」→「Stage one in progress」→「Stage one completed」と変化します。
- 「Stage 1」を完了したエンドユーザーは、Blancco Management Portalにログインし、機能のテストおよび残りの既存データの移行を行えます。お客様はチャネルパートナーであるため、Blancco Management Portal の「Tenant」ビューからエンドユーザーのテナントの表示や管理も行えます。
エンドユーザーがBlancco Management Portalに完全に移行する準備ができておりかつStage 1が完了しているならば、最初の列で該当するユーザーのチェックボックスを選択して「Transfer customer(s)」をクリックします。すると、選択したユーザーのすべてのライセンスと過去12か月分のレポートがBlancco Management Portalに転送されます。消去クライアントソフトの通信設定を適切に変更しないとBlancco Management Portalのライセンスを参照できないため、注意してください。
「Transfer customer(s) (顧客の転送) 」を実行すると、データがコピーされ、既存のBlancco Cloudアカウントは読み取り専用モードになり、Blancco Cloud からライセンスを消費することはできなくなります。
それ以降、データ消去作業はBlancco Management Portalを使って行う必要があります。
APIを利用するには新しいAPIの仕様に合わせた変更が必須となります。
完了すると各エンドユーザーの「Status」は「Completed」に変化するとともに、「Status description」は進捗状況に応じて「Stage two pending」→「Stage two in progress」→「Migration completed」と変化します。
アップグレード対象のエンドユーザーに対するプロセスを開始したら、「Initiate my data transfer (自分のデータ転送を開始する)」を選択して自分自身のデータの移行を続行できます。自分のデータの移行を続行すると、エンドユーザーの移行を新たに開始することはできないため、アップグレードが必要な全顧客に対してプロセスが開始されていることを確認してください。
- 「Transfer data (データの転送) 」では、コピー対象のデータを指定できます。デフォルトでは、すべてのライセンスとワークフローが含まれ、ユーザーはこれらの選択を編集できません。既存のレポートの転送に関しては、「None (転送しない)」、過去6ヶ月分、過去12ヶ月分のいずれかを選択することができます。それ以前のレポートをManagement Portalで利用する必要がある場合は、手動で転送する必要があります。
Blancco Management PortalのAPIエンドポイントは後方互換ではありません。
APIを利用するには新しいAPIの仕様に合わせた変更が必須となります。Transfer data (データの転送) を行う前にこの点に注意してください。
確認後に「Transfer data (データの転送) 」をクリックすると、データがコピーされ、既存のBlancco Cloudアカウントは読み取り専用モードになり、Blancco Cloud からライセンスを消費することはできなくなります。
それ以降、データ消去作業はBlancco Management Portalを使って行う必要があります。
- データの移行処理が完了すると「Summary (概要) 」が表示され、データ移行の対象になった顧客とその状態を確認できます。