/
「中断の場合は消去再開」オプションの動作
「中断の場合は消去再開」オプションの動作
作成日 | 更新日 | 影響を受けるバージョン | 修正バージョン |
---|---|---|---|
|
| Drive Eraser 6.2.2以上 | N/A |
問題事象
Drive Eraser Configuration Tool (DECT) でBlacco Drive Eraser (BDE) ISOの「中断の場合は消去再開」オプションを有効化し、2回以上の上書きをする消去規格を使用した場合、消去完了前の停電やシステム障害発生後も消去は自動的に継続します。障害発生後に消去を再開しても追加のライセンスは消費されません。
このオプションは2回以上の上書きをする磁気記憶装置向け消去規格でのみ動作する点にご注意ください。
停電やシステム障害が発生した場合、Blancco Drive EraserはUSBメモリから中断セッション情報を取得し、消去を継続します。消去は中断された消去ステップの最初から再開されます。例えば消去規格「HMG Infosec Standard 5, Higher Standard」 (3回上書き) で消去が開始され、3回目の上書き (1バイトのランダム値で上書き) の70%完了時点で中断された場合、消去は3回目の上書きの最初から再開されます。
要件
- この機能はDrive Eraser Configuration Toolで有効化しておく必要があります。
- 消去中、空き容量のあるUSBメモリを接続しておく必要があります。消去情報を格納したtarファイルがUSBメモリに保存され、障害発生後の消去再開時に使用されます。
「中断の場合は消去再開」オプションの有効化手順
次の手順に従いBlancco Drive Eraserの「中断の場合は消去再開」オプションを有効化します。
- DECTの「読み込み」ボタンをクリックし、目的のBDE ISOを読み込みます。
- 「セキュリティ」タブの「セキュリティオプション」セクションに移動します。
- 「中断の場合は消去再開」オプションにチェックを入れます。
- 「保存」ボタンをクリックすると、変更内容がISOに直接反映されます。「名前を付けて保存」をクリックすると、DECTは変更内容を含む新たなISOを生成します。ISOは任意のファイル名で保存できます。
, multiple selections available,
Related content
同一メーカー、同一モデルの複数ドライブで100個のリマップセクターが検出される
同一メーカー、同一モデルの複数ドライブで100個のリマップセクターが検出される
More like this
接続先のManagement Consoleに十分なライセンスがあるにもかかわらず、Drive Eraserでエラー「消去開始に必要なライセンスがありません」が表示される
接続先のManagement Consoleに十分なライセンスがあるにもかかわらず、Drive Eraserでエラー「消去開始に必要なライセンスがありません」が表示される
More like this
Blancco Drive Eraserでネットワーク共有を設定する
Blancco Drive Eraserでネットワーク共有を設定する
More like this
Drive Eraserで消去に失敗したハードドライブにパスワードが設定されている
Drive Eraserで消去に失敗したハードドライブにパスワードが設定されている
More like this
Drive Eraserでワークフローを使用した手動ハードウェアテストが実行されない
Drive Eraserでワークフローを使用した手動ハードウェアテストが実行されない
More like this
Blancco Drive Eraserを使用したサーバーとストレージシステムの消去
Blancco Drive Eraserを使用したサーバーとストレージシステムの消去
More like this