ドライブラベルに「TCG ロック」または「TCG パスワード」が表示される

ドライブラベルに「TCG ロック」または「TCG パスワード」が表示される

作成日

更新日

影響を受けるバージョン

修正バージョン

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修正バージョン

May 13, 2025

 

 

 

説明

ドライブに「TCG ロック」または「TCG パスワード」と表示されている場合、ドライブに対して「PSID Revert」コマンドを実行できます。このコマンドはドライブを工場出荷状態にリセットします。ロックやパスワードを除去すると同時に、ドライブ上のデータも消去します。このコマンドにはドライブのPSIDを入力する必要があります。PSIDはユーザーインターフェースまたはワークフローから入力できます。

TCGロック

image-20250513-125134.png

 

ドライブがTCGコマンドによって完全にロック (読み書き保護) されている場合に表示されます。このコマンドはBIOS/UEFI (例えば電源再投入時の自動ドライブロックが有効化) またはマシンのオペレーティングシステムにより実行されます。ドライブを消去するにはロックを解除する必要があります。ドライブのパスワードを入力するか、PSID Revert操作で実現できます。

パスワードロックされたTCGドライブ

image-20250513-125150.png

 

ドライブのTCGコマンドがパスワードロックされている場合に表示されます。ドライブは読み書き可能ですが、TCGベースの消去コマンドで消去する場合 (例えば「TCG Crypto Erasure」消去規格) ロックを解除する必要があります。

 

手順の説明

ドライブラベル上で32文字のPSIDを探します。例えば以下の赤線の通りです:

image.webp

ユーザーインターフェースからPSIDを入力します:

  1. クリックしてロックされたドライブを選択します。「TCG ロック」または「TCG パスワード」アイコンを確認し、アイコンをクリックするかCtrl+Jを押下します。「PSIDを入力」ポップアップウィンドウが開きます。

    PSID step 1.png
  2. ポップアップ内のフィールドにPSIDを入力します。 

    PSID step 2.png
  3. PSID入力後、「OK」をクリックします。既存のドライブアイコンに続き、緑色の「PSID」アイコンが表示されます。

    PSID step 3.png

緑色の「PSID」アイコンがあるドライブの消去を開始すると、まずPSID revertステップが実行されます。このステップが完了すると、ドライブの状態が変化するためドライブアイコンの一部が消える場合があります。PSID revert操作が実行された場合は、実行されたことがレポートに記録されます。認証の問題でTCGセッションが確立できない場合、エラーポップアップが表示されます:

PSID errpr.png

ワークフローの「Enter PSID」アクションを使用し、PSID入力を促すことも可能です。「Get PSID value from the variable」が空欄の場合、上記ステップ2と同様にPSID入力のためのポップアップが表示されます。またこの変数を利用し、カスタムフィールドや他の経路からPSID取得も可能です。

PSID workflow.png